柏原海岸 西方荒波対策に関わることになった理由

昨年10月、私の自治区の住民から「おたくの通信に電話相談がないと書いてあったので電話してみた」と穏やかな口調で電話がありました。その住民の自宅は海沿いではないので直接の被害はないのですが「西方の荒波で海沿いに暮らす住民が困っている。〇〇さんが俺が死ぬまで解決しないのか」と嘆いていると話されました。その後、ご自宅に伺い、さらに詳しく話を聞きました。

私は当初、私が西方の荒波対策に取り組むことは難しいのではないかと考えていました。以下の2点が主な理由です。

①海の管理は県であり、私のような新人議員に何か出来るのであろうかという不安。

②海の中にテトラポットなどの構造物を置くことで景観や潮の流れなど、新たに海への影響が発生する可能性に対する危惧。

しかし、その住民の話を伺う中でその方は強い意志を持って私に連絡してきたと感じるようになりました。相談を受けてから何度も役場の担当者に話を聞きに行ったり、海の様子を調べたり、本腰を入れて取り組もうと決意するまでに2カ月以上を要したと思います。

その住民と約束したことは「私一人がこの問題を解決するのではないですよ。私に相談してきた〇〇さんが最後まで責任を持って見届けないといけないし、解決するまで死ねないよ」と。そして私は困っている住民のサポート役として関わることを決意しました。時には住民の代弁機能として、時には住民の持っている力を引き出すエンパワメント機能として、また行政などとのパイプ役として。

何十年も前から要望していたこの問題がすぐに解決するとは思いません。でも、何もしなければ何も変わりません。どのような方法で解決につながっていくのかは現時点でわかりませんが、私の考えは以下の2点です。

①海への影響を最小限に留め、津波の被害なども考慮し、住民が安心して生活できるようにしたい。

②荒波で被害を受けている住民や柏原漁協組合、そして柏原区全体の問題として考えていきたい。

その後、被害を受けている住民を中心に西方荒波対策チームを立ち上げることになりました。対策チーム立ち上げまでの活動については後日、投稿します!