西方荒波対策チーム立ち上げ!

「私が西方荒波対策に関わることになった理由」の続き

昨年末、相談者の他に以前西方荒波問題に関わっていた住民と話しをする機会があり、新たに力になってくれる協力者が現れました。一旦は「今後も県に要望していく」と相談者と一緒に役場担当者から説明が受けましたが、私はその後も「どのように要望しているのか」と担当者に話に行きました。

令和3年2月10日、相談者と新たな協力者と共に再度、役場の担当者から説明を受け、以下の回答がありました。

町:町も要望を続け、県も調査などを行っているが大きな進展はない。今後、担当課としては、荒波の状況を具体的に把握するため、現地の写真やその時の気象状況など、約1年間をかけて記録していきたい。

役場の担当者が自分たちでも被害の状況を具体的に把握しようと考えてくれたことは大変喜ばしいことです。ただ、役場の職員は他にも仕事があり、この調査ばかりは出来ません。被害があっている時に必ず調査できる保証もないのです。どうしたら正確な調査が出来るのか考えていたところに荒波で被害を受けている人から「話が聞きたい」と連絡がありました。

私はその話し合いの席で私の考える不安を伝えました。すると「今までのやり方が良くなかった。これからは自分たちでも調査してみよう」と。そこで被害を受けている住民を中心に「西方荒波対策チーム」を立ち上げることになりました。チームは6人。代表や調査係、資料づくりなど役割を決めましたが高齢の2人は役割がありませんでした。すると代表が「話し合いに来てくれるだけでいい。解決するのを見届けるのが役目」と。地域共生社会という言葉があります。誰もが支え合う地域を創っていくこと。

私は地域の問題は地域で解決していけるよう、地域力を高めていく必要があると考えています。行政に丸投げで納得いく地域になるのでしょうか。地域と行政がお互いに協力していくことで住みやすい町になるのではないかと思います。

今後は行政と連携を図りながら調査を行うことになりました。ただ、1年後に何かが変わる保証はありません。でも、この対策チーム立ち上げで何かが変わるのではないかと今は楽しみにしています。