性暴力根絶に向けた町の取り組みについて②

1つ前の投稿以外に問題だと感じたのは、町の作っている計画に性暴力の記述がないことです。担当者に確認すると、女性の人権や男女共同参画のDV等の等の部分に含まれるようになりますね・・・と。課題にさえもなっていない可能性もあり、当然施策は薄くなります。県も条例を作っているのに、どうしてだろうと調べてみると・・・。

原因は計画の期間にありました。県の条例が制定されたのが平成31年度ですが、芦屋町では、平成25年に第2次男女共同参画推進プランを策定し、平成29年度に中間見直しを行っています。人権についても平成25年の策定で計画期間は10年です。つまり、社会の流れに計画が後追いしている形になっていることが問題なのです。

いつも、大きな事件が起きてから制度の見直しが行われます。芦屋町では、性暴力なんて起きないと思っているのかもしれませんが、もしかしたら自分の身近な人が相談できずに苦しんんでいるかもしれません。

行政は全て計画に基づき仕事をされます。つまり、計画がなければ具体的かつ効果的な取り組みは行われないのだと思います。芦屋町の対応としては、計画の見直しが近く、今年住民調査を行うため、新たな課題等についても検討していくと回答しました。県の条例にもリンクした町の性暴力根絶に向けた計画が立案されることを願い、今後も注視していきます。