農業者支援の必要性

先日開催された農業委員会総会時に、農業経営基礎強化促進基本構想の変更について、役場の担当課より意見を求められ、少し意見を述べさせていただきました。

私が特に気になったのは、将来の担い手に対する支援です。この基本構想には、新たな農業経営を営もうとする青年等の育成・確保を図っていくよう書かれています。しかし、良く読むと「農業経営開始から5年後の主たる農業従事者1人あたりの年間農業所得280万円を目標とする」と書かれていました。

5年後に280万円と言えば、毎月23万円程度で全産業の平均年収を大きく下回り、低いとされる介護業界の金額と変わりません。この状況では、もしかしたら初年度は赤字かも。初めからこの目標で設定された基本構想で経営基盤は強化されるのかと意見しました。

農家の高齢化や減少は大きな課題で、芦屋町でも同様の状況になっています。これ以上、農家さんがいなくなったらどうなるのでしょうか。町でも何か出来ないのか!!!

町では創業支援として補助金制度がありますが、農業や漁協は対象外です。また遠賀町では10月の広報で農業特集を行い、新規就農者のインタビュー記事や相談窓口の周知などを行っていました。

私はこのような理由から「もっと芦屋町でも農業者支援が必要だ」と意見しました。担当課からは「今後周知については検討する」との話がありました。周知も大切ですが、私は経済的な支援も必要だと思います!