本日臨時議会が開催され、住民に直接関係する議案として「3回目ワクチン接種」71,846,000円の補正予算が出されました。
昨日厚生労働省は18歳以上の3回目のワクチン接種について、2回目の接種から8カ月以上間隔を空けることを標準としつつ、6カ月たった人も自治体の判断で対象とすることを決めました。
昨日発表されたばかりで、町も対応について医師会との協議中であるとの説明があり、その他の詳細につきましては12月定例会で説明するとのことでしたので、現時点で決まっていることを下記にまとめてみました。
【医療従事者】
・11月19日から接種券送付開始
・12月中旬頃から接種開始
・接種場所 主に芦屋中央病院
【町民】
・令和4年1月頃から接種券送付開始
・令和4年2月頃から接種開始
ではなぜ、厚生労働省は自治体に判断を任せるのでしょうか。
NHKのネットニュースなどでは、2回目の接種から1カ月以内と、5カ月後以降を比べた海外の研究では、感染予防の効果の低下が見られたとの報道がありました。
また、令和3年11月15日の厚生労働省ワクチン分科会資料2によると、ファイザー社ワクチンの重症化・死亡に対する予防効果は2回目接種後2ヶ月で96%以上に達した後、2回目接種後6ヶ月までは同程度を維持したと報告されていますが、7ヵ月以降の重症化・死亡に対する予防効果は55.6%、感染予防効果は22.3%になっています。また、60歳以上において、2回目接種から時間経過と共に重症化の発生率が上昇する傾向があったことも報告されています。
2回目接種完了後5ヵ月以降に追加接種した群における、非追加接種群と比較した入院予防効果は93%、重症化予防効果は92%、死亡効果は81%で、全年齢でも感染例の発生率は低かったと報告されています。また、安全性についても現時点で重大な懸念は認められないと判断されていました。
このような状況から、厚生労働省も3回目の接種ができる体制を整えた自治体では、感染状況などに応じて接種できるよう方針を改めたようです。また、接種を特に推奨する対象としては以下の通りです。
1、高齢者や基礎疾患のある人など重症化リスクの高い人
2、医療従事者
3、高齢者施設の職員など
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/booster/
(画面を長押しすると開きますので、詳細は厚生労働省Q&Aをご覧下さい。)
芦屋町は中間市を含め1市4町で協議し、足並みを揃えることにしています。12月定例会には詳細がはっきりすると思いますので、その時にまたお知らせします!