子どもたちとの関わりから思うこと

今朝もいつも通りに子どもたちの登校の見守りを行っていた時、高学年の女児が「先生、女の子が怪我して血が出ている」と大きな声で私を呼びに来ました。場所は山鹿の波多野石油の前。

泣いているのは小学2年生の女児で、その周りには10人以上の子どもたちが心配そうに集まっていました。すぐに怪我の状況を確認。一先ず波多野石油で休ませて頂き、教頭先生に連絡を入れ、保健室で対応してもらうことになりました。

私が交差点に立って3年目。初めは知らん顔されましたが「今何時?」「〇〇君来た?」「これ何でしょう?」と話しをするようになり、時間をかけて顔見知りになっていきました。

今朝、女児がとっさに誰かに助けを求めようと思ったことは学校やご家庭でのご指導の賜物で危機管理能力が育っている証拠だと思いました。そして、少し離れた場所にいる私を呼びに来たのは「私なら動いてくれる」と思ったのだと感じました。

国は度重なる児童虐待死事件を踏まえ、令和4年度までに各自治体に「支援拠点」の設置を求め、私の暮らす芦屋町でもその準備を進めています。しかし、支援拠点を作ったから大丈夫なのではありません。

私は、この支援拠点を中心に子どもたちの安全を守る仕組み作りが重要なのだと思います。そのためには多くの関係機関との連携は勿論のこと、地域に子どもたちが関われる場所や動いてくれる大人を増やすことも必要だと思います。多くの情報が共有され、それが支援拠点に集まり、子どもたちの命を守る適切な公的支援がスピーディーに届く仕組みを作って初めて「支援拠点」は機能していると言えるのではないでしょうか。

次の12月議会の一般質問では、昨年12月に質問した「子どもの居場所」を再度追及します。私たち議員の政策提案がすぐに実現することはありません。だからこそ何度も取り上げ、執行部に共感・理解してもらう努力が必要なのです。時間がかかっても子どもたちのために頑張りたいと思います!