人事院勧告

昨日閉会した3月議会の議案に、人事院勧告の求めで役場の職員さんのボーナスを引き下げる議案がありました。これは昨年も上程され、2年連続で減額になることが決まりました。私は、前年は賛成しましたが、今回は反対しました。ここで私が反対した理由をお伝えしようと思います。

昨年私が賛成した理由は、コロナ禍で苦しい生活を余儀なくされている住民もいると思ったからです。社協の貸付状況を調べたところ、タクシーの運転手さんなどは外出控えが続き困っているとの話を聞きました。

ただ、今もコロナ禍に変わりはなく、経済的に困っている方もおられると思います。しかしながら、役場の職員さんのボーナスを下げることが本当に町民のメリットにつながるのだろうかと思ったからです。

誰しも食べていくために働いています。頑張ったのにその評価となるボーナスが下がってしまっては、たとえ公務員であっても1人の人間としてモチベーションは下がるのではないでしょうか。私は役場の職員さんが生き生きとやりがいを持って働くことが町民のためになると考えました。

昨年から続いているワクチン接種業務にも交代で従事し、安全安心な会場運営が出来ていることは評価できます。

他には、今回令和3年度の町民税が増額補正されました。その理由は前年同様の税収があったからです。コロナ前に比べれば下がっているかもしれません。しかし令和2年度から、さらに減少していなかったことも今回反対した理由の1つになります。

結局、賛成多数でボーナスは引き下げられ、私が反対したことで何も変わりません。しかし、この反対は役場の職員さんに対する私の意思表示とします。

早期にコロナが終息し、経済が回復することを願っています。