介護保険広域連合議会

昨日、吉塚の博多サンヒルズホテルで福岡県介護保険広域連合議会第2回定例会が開催されました。広域連合は33市町村を8つの支部で構成し、議会には各市町村から1名が選出されます。遠賀支部は議会選出ですが、粕屋支部は首長選出とその支部によって違うようです。

今定例会の主な内容は、令和4年度決算や一般質問(3回まで、答弁時間を除き15分以内)などでした。決算などの議案は事前に各支部で説明しているためか、質問や討論もありませんでした。

初めての議会で、他の方がどのような質問をされるのかわからないため、私は一般質問の通告をしませんでした。今定例会で他の方の一般質問を聞き、短い時間の中で質問の趣旨や執行部から何を引き出したいのかなど、介護保険の理解が足りなければなかなか難しいと感じました。

一般質問で特に気になったのが大刀洗町議会平山議員の「特別養護老人ホームの待機者について」です。執行部から各支部の待機者数の答弁を引き出し、遠賀支部の待機者は161人で要介護3以上の在宅の方は54人とのことでした。一番待機者が多かったのは柳川・大木・広川支部の247人で100人以上越えていたのは遠賀支部、粕屋支部、うきは・大刀洗支部でした。その他の支部は50人以下で、お隣の鞍手支部は19人でした。

連合内で待機者数に偏りがあることを問題視した質問です。そもそも各支部の高齢者の人口や要介護者数もわからないため何とも言えませんが、確かに待機者が多い支部と少ない支部の差が200人以上もあることがわかりました。その原因や今後の対策が知りたいところですが3回の質問では難しいのが現状です。原因として、これはあくまで私の推察ですが各支部の位置関係を見ると多い、少ないに関連があるのかもしれないと感じました。

この議会は年2回開催されるようで次は冬です。これからも町民の方々が安心して介護サービスを受けることができ、介護の現場の仲間も安心して働けるよう、結果を出すまでには時間がかかりそうですが頑張りたいと思います。