視覚障がい者支援団体 要望書提出

昨日も登校時の見守り隊活動からスタートしました。気温5度、風もなかったので寒くないかなぁと思ったらやっぱり冷えた~。春が待ち遠しいです。

さて、午前中は町の体操教室に参加し、午後からは視覚障がい者支援ボランティア「ハーティ―ネットあいあいさん」が町に要望書を提出するとのことで同行させていただきました。そこで長くなりますが要望書を提出することになった経緯などをお伝えします。

昨年10月、あいあいさんから「ご相談したいことがある」とご連絡をいただきました。ご相談内容は「購入したい日常生活用具があるが芦屋町ではその製品は給付対象になっていないので高額で購入できない」とのことでした。購入したいのは「デスクトップリーダー(198,000円)」で確かに高額です。この製品は印刷された文字を撮影すると音声で読み上げする音声読書器です。相談者は視力の低下や文字を拡大して読むのは目が疲れるとのことで、撮影すれば小さな文字でも読み上げてくれるデスクトップリーダーを購入したいとのこと。「北九州市では給付購入できるのに」と相談者。

しかし、役場に問い合わせすると「これは視覚障害者2級以上でないと給付を受けられない」と言われたそうで、相談者は2級以下なので購入しようにも高額で購入できないと困っておられました。私も話を聞きに行くと「北九州市とは違うから~」と。窓口は町でも、これって障害者総合支援法が根拠法で国の制度なのに自治体によって違うのはおかしいんじゃない???と違和感を感じました。

そこで、デスクトップリーダーのチラシを見直すと「視覚障害者用拡大読書器」または「視覚障害者用読書器」として給付を受けられる可能性があるとの記載を見つけました。他自治体の要項やメーカーに問い合わせ、厚労省の通知を調べたところ、平成29年に国は視覚障害者用拡大読書器について『新たに「撮像した活字を文字として認識し、音声信号に変換して出力する機能を有する」製品を対象に加えることとし、あわせて製品分類名称を「視覚障害者用読書器」に改正を行うもの』と県等に通知していました。適用開始は平成29年4月で、この製品は令和5年3月31日に非課税対象に登録されたとのことで視覚障害のある方が給付購入できるようになった新しい製品だったことが分かりました。町はデスクトップリーダーを「視覚障害者用活字文書読み上げ装置」に分類していたのではないかと思いますが、メーカーに確認し、読み上げ装置とは構造が違うとのことでそれには当たらないとの回答を得ました。

町には、国の通知や製品の説明、デスクトップリーダーの販売会社からも要望書を提出し、要綱の変更を要望しました。1月30日には「あいあい」と福祉課障がい係で意見交換会を行い、変更が遅れたことへの謝罪や、まだ要綱変更していない遠賀郡内3町への変情報提供、そして要綱変更の手続きを進めているといった話がありました。

すでに芦屋町では今年の2月1日に要項変更し、『令和7年2月1日から、情報・意思疎通支援用具に含まれる「視覚障害者用拡大読書器」の名称を「視覚障害者用読書器」に変更し、視覚障害者音声読書器を給付の対象に追加した』と掲載されています。また、意見交換会では今回のようなことがまた起こらないよう再発防止や「もっと視覚障害のある方に情報が伝わるようにしてほしい」といった様々な要望などが行われ、昨日役場に要望書を提出されました。

以上が要望書提出までの経緯ですが、これを読まれて私が議会で取り上げることもできたのではないかと思われる方もおられると思います。初めは「議会に請願を出そうか」といった話もありましたが、私は「私が動くこともできるが、当事者の方が声を上げることも大事ではないか」と話をさせていただきました。その後、皆さんで話し合い、自分たちで問題解決することを選択され、昨日の要望書提出となりました。

私が相談を受ける時に気をつけているのは、相談者の持っている力の見極めや適切な支援を行うことです。必要以上に支援してしまうと人は自立することが難しくなります。誰しも持っている力はあり、それをどう引き出し、問題解決能力を高めていくことが重要なのだと思います。今回は障害のある方、そして支援する方々の持っている力を引き出すエンパワメントアプローチが出来たことは本当に嬉しい限りです。福祉課長からは「これからは相互で協力していきましょう」との話もあり、皆さんの達成感のある表情が見れました(^^)v