大変遅くなりましたが先週の土曜日、認知症家族の会の作品展を無事に終えることができました。事故や大きなトラブルもなく、また昨年よりも多くの皆さまにご来場いただき安堵しました。
今回の作品展で私が感じたことは、昨年よりも工夫を凝らした作品が増えてきたことや、作品を作った方のお名前や写真を飾っていた事業所さんが増えたことです。他には利用者さんのお一人がマルシェに参加され、昨年と同様にパンの販売や受付、作品展の看板製作も利用者さんに手伝っていただきました。
施設に入所したり、介護状態になっても誰かの役に立てたり、ご自身の作品を発表する場があるだけで生活に張りが出てくると思います。実際、出品する作品を作っている利用者さんの笑顔はとても良いと話す事業所さんが多くありましたし、ご家族と一緒に見て回っていた利用者さんの笑顔はとても印象的でした。これからも家族の会では認知症や介護が必要な状態になっても生き生きと暮らせる社会の実現に取り組んでいきたいと思います。
それと今回は「認知症や介護に興味のない方にも来てほしい」と考え、マルシェや野菜の販売会、キルト工作コーナーも企画しました。出店者集めや野菜の手配は大変でしたが「初めて来ました」と言われる方も多く成果はあったと感じています。
最後に、私たちの活動に賛同し、ご協力いただいた多くの皆さまに世話人を代表し感謝申し上げます。本当にありがとうございました。